ザーザーという本降りの雨が、夜になるといつのまにやらシンシンと雪に変わりました。
まるで、グリムの昔話のホレおばさんが枕の羽根をそこら中に撒き散らしたかのよう。
朝になると、一面、雪。
通学路は、子どもたちの足跡でいっぱいになりました。
朝日を受けて輝く校庭の雪かきをする先生の横で、もどしかげに雪の山を見つめて子どもたちがぴょんぴょんと跳ねていました。
雪が大気を洗い流したのでしょう。
この日の朝はプラーナがより一層きらきらきらきら輝いて見えました。
アナスタも雪かきをして、いつものように皆さまをお迎えすることができました。
「おはようございます。」
「今日も寒いですね。」
白い息を吐きながら、皆さま元気にいらっしゃいました。
中村 まゆみ