ティンシャ

アナスタのレッスンは美しいティンシャの音で始まり、ティンシャの音で終ります。

20140613_083924.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんが目を閉じている間に鳴らすので、ご覧になったことのない方もいらっしゃるかもしれませんね。

ティンシャはチベット仏教の法具で儀式や瞑想などで使われる道具です。
 

ティンシャは、場を浄化してくれます。

その澄んだ音は波長が長く、どこまでも延びていき、空気の中を音が伝わっていくのが感じられます。

そして音が通りすぎると、静かな自分がそこにいます。

 

邪気はきれいな音を食べます。

ティンシャのきれいな音を食べ、食べた音と共に遠くへ消えていくと言われています。

結果、その場が浄化されていくというわけです。

その代わり、澄んだきれいな音でないと遠くへ行かないので、邪気はその場に留まってしまいます。

インストラクターの腕のみせどころですね。

 

また、鳴らす人の心の状態やその場の空気、エネルギーによっても音が変わります。

そう、インストラクターとその場のエネルギー、つまり皆さんのエネルギーとが一緒になって作り出している音色なのです。

 

そして使われる人によって育ち、音も変化していきます。

愛情込めて扱えばきれいな音を奏でてくれるように育ち、汚れた心で扱えば、音も悪くなってしまいます。

ティンシャも生きているんですね!

 

これからも愛情たっぷり込めて、皆さんとティンシャを育てていけたらと思います。

 

月井

ページ上部へ