二日目(5月1日日曜日)
朝食の後、神戸で震災されたMさまのお話しは、実体験された重みが伝わって来ました。
ピアノが移動し、タンスが倒れ、食器が全部割れ、停電し…お子様も小さくてご主人さまは、単身赴任でお留守の中、必死に乗り越えられたのだと感じました。
昨夜お茶っ子していて、
震災後五年が経ち、皆様がやっと、3.11当時のことを落ち着いて思い出しながらお話し出来るようになったことをとても感じました。
沢山の亡くなった魂と、陸前高田の方々と、アナスタから来た私たちが、ヨーガと指圧とお茶っ子を通して繋がった瞬間を確かに感じました。
朝、中学の集会所で、ラジオ体操と踊りをご一緒させて頂きました
震災して、落ち着いて二年目ぐらいから、毎朝、皆様で集まって続けていらっしゃるとのことです。
楽しい曲に合わせて、動きも速く、掛け声をかけながら踊ると心も体も明るくなり、皆様の元気の源がわかりました。
なんとこの踊りで、賞をいただいたのです。
すごいです
(曲目)
ラジオ体操第一
①おらほのラジオ体操
②気仙語版
③青い山脈
④東京音頭
⑤長いきサンバ
⑥花笠音頭
お茶っ子にて
3.11直後に、報道の方から、
一本松をどう思いますか?と聞かれ、こんな大変な時に??
人によって復興住宅に移るのに時間がかかるのはなんで?
役所の方も大変なのわかる、
でも、年は、待ってくれない
何が欲しいって若さが欲しい、もっと若ければね、10年でも待つけど
動きによっては、年取ったこと感じることがある。(お若くみえるけれど、70、80台の方々多いです。)
皆様、お付き合いを重ねてきたので、方言がポンポン出てきます。
「仮設慣れして、移った広いお家が不便に感じるようになるかも?いまは、トイレまで三歩だけど。六畳を見ると最近、とても広く感じるようになった。」と冗談交じりにおっしゃるお姿に、生き抜いてこられた力強さを感じました
ヨーガでは、またまたゴルフボールが大活躍、Sさまのインストラクターも若々しく、皆様が楽しく足裏を鍛えられました。
驚いたことに、中には、何人かゴルフボールを足指と足裏で持ち上げていらっしゃいました
と言う最後のシャバアーサナの時の先生のお言葉が心に響きました。
ありのままの今の自分で大丈夫という愛のエネルギーに包まれ、明日から、一歩踏み出す勇気を頂いた陸前高田でした。
来られてよかったです、皆様でよかった。
会えてよかった。
生きていてくれてよかった。
アナスタの皆様の応援と義援金のおかげで、無事行って帰ってくることが出来ました。
有難うございました
今回、明日はテストだというのに「私、行きます!」とご参加下さった中学三年のIさま、皆様のためにゴルフボールを使った足裏体操をご用意なさって下さったSさま、二回めで、前回のご経験を生かして色々気付かれて、お手伝いして下さったSさま、今まで来たかったけれど何が出来るのか悩んで中々こられなかった。でも、来てよかった、楽しかった、励まされた。お話しを伺っていて何故だか涙が出てきたとおっしゃったSさま、神戸で震災に会われ色々な思いの中、貴重な体験を伝えて下さったMさま、本当に有難うございました