共に生きるという事

6月18日(土)
難病指定されているある病気の患者さんとお医者様との講演会にボランティアで参加させて頂きました。
 

難病とされる病気。


患者さんの不安はどれほどのものか私には想像もつきません。
ただ、実母が難病指定の病気でしたので、「私に出来る事があれば」という思いで参加しました。


病気になった人、
それを支える家族、
それぞれの立場で悩むと思います。
大切な人だからこそ悩みも多く、深いです。
 

「側にいて寄り添う」


それしか私には出来なかった、と思っていましたが、ヨーガを学んでいく内に、過去の事はそのままを受け入れて、
今生きている周りの人と、お互いの命を宝物のように大切にして、そしてできれば輝かせたいと思うようになりました。
 

改めて今、私に出来る事を精一杯しようと思うのです。
 

宮沢賢治の「アメニモマケズ」の詩のように。
 

■雨にも負けず
2008.1.8

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい


(原文)
「雨ニモマケズ」


雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

 

20166242224.JPG                            

                                  スタッフ  寺山恵美子

 

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