5/31(水)
朝7:30ホテルスタート
陸前高田高校仮設住宅集会所に向かいます。
ナビが古くて、大船渡の仮校舎に誘導されそうになったり、道がなかったり、、
目で見える現実を確かめながら進みました。
陸前高田の流された街は、かさ上げの場所を変えながら街全体が高くなり、
大型商業施設「アバッセたかた」(一緒に行きましょうと言う方言)が出来ていました。
詳しくは下記のホームページをご覧下さい
https://takanavi.org/archives/5323
高田高校仮設住宅集会所では、2013/4/13から毎回参加して下さっているK.K.さんとヨーガとマッサージ、お茶っこをしました。
その彼女が数日前に一関に家を購入したので、今回が最後のレッスンになりました。
急な展開でご自身も驚いている様子ですが、外に出た家族とも同居できるので、嬉しそうです
毎回手作り品を用意くださり、今回は可愛い根付けとお茶でした。
新しい道を進もうとしているK.K.さん、体調に気をつけて楽しい日々を送ってください。
機会がありましたら、またお会いしたいです
車で遠ざかる私達をいつまでも
両手を大きく振って見送って下さっていた姿、
忘れません
どうぞお元気で
今回同行下さったお二人からも感想を頂きましたので、記載させていただきます。
初めて参加のK.H.さんです。
一泊二日、ほんの僅か一部なのでしょうが、今の陸前高田の地をこの目で見て、仮設住宅集会所で陸前高田の方々と一緒にヨーガを行い、一人一人とお顔を合わせてお話し出来たことで、たくさんのものを受け取って参りました。
震災から6年を越え、それぞれお年もとられ、家族の状況も変化があったり、仮設住宅を出たり残ったり、癒えない悲しみ、日々のご苦労、先々の不安を抱えながらも、腹を据えて、明るく笑いながら生きていらっしゃる皆さんに感銘を受けました。
瞑想の時間で、私は幸せを祈る気持ちや感謝の想いで胸が満ち、不思議なくらい涙が頬を伝いました。
輪になり手を取り合うと一つになってエネルギーが伝わり合うのを感じました。
今回の訪問は、自分を開いて繋がり受け取るヨーガの素晴らしさを体験出来た旅でもありました。
この前スタジオから送った支援の服をニコニコの笑顔で着て来て見せてくれた方々もいて、手作りの甘酒のお振る舞いがあったりと、会場には「ありがとう」の気持ちが溢れていたのでスタジオの皆さまにも伝わるといいなぁ〜と思います
かさ上げが進んで道路が仮の筋で通っていたり、高台を拓いた場所に新築の住宅が建ち始めていたり、やっと大きな商業施設が出来ていたりしましたが、本当にまだまだのようです!
車のナビが間違ったことで、高田高校も元の流された場所から間借りの場所、そして現在の場所と移ってきたと分かり、普通の暮らしに落ち着くまで、仮の暮らしが繰り返し続いて、まだ先も長いのだなぁ〜とご苦労を伺い知りました。
「東京でオリンピックって聞いた時には本当にがっかりしたよ」との仮設住宅の方のついた溜息がよみがえります。
震災を忘れず、繋がった方々を心に留めて想い続けたいと思います。
またお訪ねしたいなぁ〜
陸前高田とのご縁をずっと繋いで下さっている、先生スタッフの方々、待って下さり受け入れて下さる陸前高田の方々に感謝します。
今回3回目の参加のK.T.さんです。
何人もの顔見知りとなった仮設住宅に暮らす皆さんに再会してお話をし、改めて乗り越えてこられたものの大きさ、背負い続けていらっしゃるものの重さを感じました。
そして、にもかかわらず一歩一歩を踏みしめて明るく毎日を過ごそうとしていらっしゃる方々の強さに感銘を受けました。
土を運んで高台を作り、海に流された地を取り戻して新たに「まち」をつくる作業も営々と続けられています。
けれど自然の猛威によって失ったものを人間の力で再び築き直すことは、代々に渡る大事業であり、日本全体でもっともっと大勢の人々が心を寄せ続け、支援をし続けなければいけない、と強く感じました。
「お茶っこ」の席で剱持先生に「ものを送ってもらうことは助かるし有難いけれど、こうして何度も会いに来てくれることは何より嬉しいんだわ」と皆さんが話していらっしゃいました。
先生の後ろにつながっているアナスタの私たちの思いも十分に伝わっていることを実感し、心の絆という点で少しでもお役に立てることの、喜びと感謝の気持ちを感じました。
仮設を出て新たな一歩を外に向かって踏み出される方々とは、「ヨーガ&マッサージ&お茶っこ」の活動を通じての繫がりとしてはお別れを意味しますが、心の絆はずっとずっとつながっています
最後に
この陸前高田への支援を支え、また関わって下さっている皆様に心から感謝致します
Terayama