子どもから学ぶ

本当に大切なことは、

いつも子どもから学ばせてもらっています。

 

5月の終わりに、息子の小学校で運動会が行われました。

コロナになってから初の全学年一緒に行った運動会。

 

お弁当なしの午前中の運動会。

選抜リレーも騎馬戦もない。

5色の組分けはあるものの勝敗もあまりつけない。

そんな運動会のスタイルに正直少しテンション下がり気味の私。

リレーや騎馬戦のない運動会でつまらないな、かわいそうだな。

そんな気持ちをなんとなく持ちながら迎えた

息子の運動会でした。

 

運動会当日☀🚩

小学校のグラウンドは、

「今」を感じて全力で楽しむ子どもたちで溢れていました。

 

全力走で1番を取るために

靴紐を結びなおし気合を入れる子たち。

暑い中、

声を張り上げ、エールを送って盛り上げていた応援団の子たち。

 

5年生の息子は、

他学年の徒競走の順位を見て、誘導する係でした。

「一生懸命走ってきた順位だから

    間違えないように集中してみないと!!」

と、いつになく真剣そのもの。

 

自分の出せる力を全力で出そうとしている姿、

お互いを思いあい、みんなで力を合わせている姿、

他学年同士との交流をしている姿は、

見ているだけで胸が熱くなりました。

 

競技だけでなく、

背が伸びた6年生のお兄さん、お姉さんを

大きくなったね、かっこいいね!と感慨深く感じたり、

初めての運動会を頑張る1年生を

愛らしくほほえましく感じたり、

その場にいるだけで温かく優しい気持ちになれました。

 

リレーも騎馬戦もない運動会はつまらなかった?

かわいそうだった?

 

それぞれの運動会があり、その時その時を全力で頑張り、

楽しむ姿はなによりもかけがえのないものでした。

 

経験は人を成長させるとともに、

先入観という思い込みから

勝手に判断をしてしまうことがあります。

いつのまにか判断していた自分。

そのことに気づかせてくれた子どもたちに感謝です。

 

今までの運動会も、今年行われた運動会も、

みんなちがってみんないい。

「今」あることに感謝をして「今」を全力で楽しもう!

 

きっと日常の1日もそうで、

1日の積み重ねの人生もそうなのだと思えた1日でした。

ありがとうございました。

 

 

宍戸

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