8月6日に思う事


1945年8月6日は広島に原爆投下された日。
その15年後、1960年に私は広島で生まれた。

両親は東京から広島に転勤で来ていました。

その頃の原爆ドーム付近は手付かずの、そのままの状態で、いつでもドームの中に入れたそうです。

 

東京生まれ東京育ちの母は、原爆が落とされた広島に行く事に怖さがあったようです。でも、実際には、川は綺麗でサヨリがキラキラと光っていて、自然が素晴らしく美しかったそうですconfident

その後1974年、私が中学生の時、転勤先の島根県で親しくなった友人のお母さんは、原子力発電所で看護師をしていました。
その時に生まれて初めて、海沿いの、こんなにのどかで美しい所に、何故原子力発電所があるのか驚きました。しかも、原子力爆弾を落とされた広島のすぐ隣の県。

 

そして、どうして大人はその道を選んだのか、疑問と驚きを感じました。


今、福島原子力発電所の事故によって今までの私達の進んだ道が、人類を、生き物全ての命を脅かす物であったと気付いたのであれば、それを正して行かなくてはいけないと思う。

 

人が作った過ちは人が償うしかないのではないでしょうか?

 

政治や利権がどうのではなく、人の持つ正義の心で、一つ一つ解決していかなくては、次の人類に渡す事が出来なくなるという危機感を感じます。

私に出来る事。

先ずは省エネ。
そして原子力発電ではないエネルギーに切り替える事。

急激な変化でなく、緩やかにシフトして行く事が大切だと思います。

そして日本の国から「被爆」と言う言葉が消える事を切に願います。

 

この日8月6日に
祈ります。

寺山恵美子
 

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