7月31日木曜日、晴れ
東京駅に無事、先生、スタッフ四人が着き、7時16分、定刻通りに新幹線は、発車しました。陸前高田は、いつも、当たり前の幸せに気付かせてくれます。
一ノ関、明日からお祭りだ
レンタカーで、陸前高田の慈恩寺へ
途中、今は、野原となってしまった地に立ち、海に向かって、五人で静かに黙祷しました。
色々な思いが交流して、繋がり、陸前高田の自然、人々、魂が私達を見守って下さっているのが、吹く風に感じられました。
とてもユーモアのある和尚さんと、優しい奥様のおもてなしに、心がほっこりしました。冷たい美味しいお茶とお水、お菓子を頂きました。自然な風が吹き抜け気持ちいい
和尚さんは、たくさんお話しをして下さいました。
震災があったから、私たちは、こうして出会えたのです。亡くなった方たちには、悪いけど。
震災で、引きこもりから、家から出ざるおえなくなり、人と交わることが出来るようになり、働き始めた若者もいるんですよ。
山を切り崩し、家を建て始めたら、いままでみたこともない動物がでてくるようになって。鹿が出てきたりしました。
8月7日からの今年の陸前高田の七夕祭りは、閉鎖中の旧道を通れる最後のお祭りとなるとのこと。街だけではなく、華やかな山車が練り歩いていた道までなくなってしまう寂しさと共に行なわれると聞き、胸が痛みました。
皆さん よく来てくださって、有難いです。
と、何回もおっしゃって、いいも悪いもすべてを包み込む笑顔にとても和まされました。
ここの大広間で、震災後、「ウレシパモシリ」を行なったことに、必然性を感じました。
前向きで、明るい和尚さんだからこそ、地域の方々を、支えるお寺として、皆様の拠り所となっているのだなあ。
次は、高田第一中学校へ、ヨーガとマッサージを届けます。
皆様、声を出して笑いながらとても楽しそう。 お茶っこでは、自己紹介をして、近況を語り合います。こうしていると、ここが、私の心の故郷のようです。皆様の笑顔がとっても素敵です。
夜は、マッサージをさせて頂きました。
震災を乗り越えていらした勇者の方々の身体に触れていると、こちらが勇気を頂きます。
皆様のお話しを伺っていると、自分ではどうにもならない色々なこと、特に土地や家のことで、問題を抱えていらっしゃるのが伝わってきます。
そんな中でも、明るい笑顔で、「また来て下さい、気持ちよかったです。」とおっしゃって下さいました。
こちらこそ、今日来られてよかった、皆様と会えて嬉しかったです。「また、来ます」
今年は、昔の人の智恵で、海からの塩害や湿気を防ぐために植えられた松林がなくなってしまった影響で、例年になく暑いそうです。仮設住宅の皆様が、夏を元気に乗り越えられるようお祈りしています。