ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

夏の終わりの昼下がり、

私は暑い夏を惜しむかのような蝉時雨の木立を抜け、

ひんやりとした美しい建物の国立西洋美術館のロンドン・ナショナル・ギャラリー展へ向かいました🏤🏃‍♀️💦

 

 

クリヴェッリ、フェルメール、ベラスケス、レンブラント、ターナー、ゴッホ…。

英国の至宝と言われた名品の数々が、ロンドン・ナショナル・ギャラリーと同じ壁の色で部屋部屋に掲げられています。

 

ひときわ人集りの部屋の中に、ゴーギャンをアルルに迎える為に描いたと言われるゴッホの「ひまわり」はありました。

 

ゴッホの描いたひまわりには7作品あり(7番目はSOMPOジャパンにありますが)7番目のひまわりの元の絵が、この4番目なのだそう…🙄

 

ガラスケースに覆われるでも無く、絵の具の厚みに手が届くほど目の前にある、その「ひまわり」

 

明るい黄色、

茶味を帯びた黄色、

暗い黄色、

背景も黄色、

黄色、黄色、黄色…なぜゴッホはこんなにも黄色にこだわったのだろう😳

 

北斎に憧れ、日本に思いを馳せ、南仏アルルへ向かったゴッホ。

 

その地で、黄色に出会い、黄色に向き合い、本当の黄色を求めて、ついには病んでしまう。

 

 

 

そんな謎多きゴッホの「ひまわり」を存分に楽しむ事ができました😍

 

永遠を生き、いつまでも人々を魅了してやまないゴッホの「ひまわり」。

 

…コレクター以上に、もっと名画に向き合え続ける人もいるな。……キュレーターじゃなくて、僕は、監視員になってもいい…。(原田マハ著「楽園のカンヴァス」より)

 

余韻に浸りつつ、そんな一文を思い出しながら、上野を後にしました🐼

※ロンドン・ナショナル・ギャラリー東京展(〜10月18日)は、日時指定制のため事前購入が必要です。

　詳しくは、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展ホームページをご覧下さい。

 

 

中村まゆみ