今朝、雨戸を開けると 梅の白い花が ぱらりといくつか咲き たくさんのつぼみも膨らみ 「いつの間に?」 私も確かに、そばに暮らし 同じように時を過ごし 「いつの間に?」 その「間」に 目に見えぬ日々の絶え間ない生命の営みが 自然を全てただそのまま受け入れ そこに立ち尽くす姿に 自分の体の目に見えぬ営みが映し出された 青木啓子