地震が来て、私の生活は、すぐに、もとにもどった。
家、家族、回りの景色、すべて、何も変わっていない。
でも、現地は、違う、あの子、あの人が、いないまま
家、家族、回りの景色、あのまま、目の当たりにしたまま、毎日が過ぎていく。
月日が経つほど、思い出され、
寄せては返す波のように、消えたかと思うと、また現れる悲しみ
五感が覚えている
ボランティアで感じた
気仙沼の瓦礫、匂い、風
陸前高田の湿地帯のような荒地、指圧の温もり、コーヒーの香り、笑い声
自分の心に平安を
そして被災されたすべての人々が、平安に暮らせますように
アオキ