「ダルシャン」に至るまでの道のり

なにかを学ぶうえで大切な心構えについて

こんなお話を聴きました。

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行列のできるラーメン屋さんの

秘伝のスープのレシピを

師匠から伝授してもらうには?


まずはお皿洗いから。

全ての雑用をこなし、何年も修行をして

ついに師匠から伝授してもらう日が来ました。


待ちに待った秘伝のレシピ。

そのレシピの中に

とんでもない材料がありました。


トカゲのしっぽ 🦎 とクモの巣 🕸 。


師匠から秘伝のレシピを受けとった

弟子のあなたは


ハイ!師匠!と、師匠の言う通りに

トカゲのしっぽとクモの巣を

スープに入れられますか?


そんなの入れられるわけない😱!

と思ったのなら

師匠から秘伝のスープを伝授してもらうことは

永遠にできません。

 

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なにかを学ぶ上で

その神髄まで習得したければ

自分の中の常識を、一旦忘れてみること。

 


「常識とは
18歳までに身につけた偏見のコレクション」
 
――― アルベルト・アインシュタイン

 

 

茶道や武道や芸道における師弟関係の

修行における過程を示す「守・破・離」。

その第一段階である「守」は

師匠の教えを忠実に守り実行すること☝


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さて。

アーナンダヨーガスタジオでは

代表である剱持和子先生が

わたしたちの師匠なのですが


わたしは2016年8月から始まった

インストラクター養成コースを修了し

2018年4月にアーナンダヨーガスタジオの

認定インストラクターになりました。

それから約半年後のことです。

守・破・離の「守」が始まったばかりの頃。

剱持先生からイベントが告知されました。


「ダルシャン&サットサング」


そのご案内チラシに載っていたのは

ドアップの聖者さん。


その第一印象は

濃い顔だな・・・。


先生が勧めて下さるものは

参加したいし

参加するべきだとは思うけど


でも・・・参加したくない・・・。

でも・・・気になる・・・。


ダルシャンって何??

一人ひとりを「祝福」してくださる。

・・・祝福??


疑問だらけなのに

水曜日にいつも入っている仕事が

その週だけお休みだったり

いろいろな状況が整っていき

参加する流れがあるのを感じていました。


でも・・・と、抵抗するマインド。

嫌だけど気になるけど嫌だな。

けど多分、行くんだろな。

行く方に動いてるな。


ハートの声とマインドの声の乖離。

なぜそんなに嫌で

なぜそんなに気になるのか

行ってみないとわからない。


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2018年10月24日水曜日

ダルシャン@東京御茶ノ水。

会場に到着して

初めての「ダルシャン」の順番を待ち

ダルシャンの受け方の説明を

何度も読んでいたのに

自分の番になった時には

真っ白になっていました。


頭を下げて、下を向いていたら

アゴを上げられて、目をみるようにと促され


そこには透き通った宇宙みたいな目が二つ。


澄んでいて、深くて、ものすごくきれいで

不思議な目。


頭真っ白なまま、終わり。

連れて行った二人の息子たちも

それぞれの体験があったのだと思います。


当時5歳と7歳だった彼らは

今10歳と12歳になりました。


ダルシャンのことを覚えているか尋ねると

おぼろげながら記憶にあるようです。


5歳だった次男がダルシャン後に描いた絵です。

 


「ヴィシュワナンダさん、青い石、持ってた。」

と言っていました。

すごくきれいだったそうです✨


青い石、わたしは気づかなかったし

もしかしたら彼にだけ見えたのかな。


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そんな初めてのダルシャンの会場で

ずっと流れていた生演奏の音楽 💕

 

その音楽の中で、ふと浮かんだ直感は

今に至るまでの「道しるべ」のようになっています。



「次にこのような機会があるとしたら、

 演奏する側にいたいな。多分、いるな。」

 

その後の流れは・・・


次回に続きます。

 


お読みいただきありがとうございました🙏

 


阿知波麻美

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