２日目の朝は、さすが山の上、
濃い霧が立ち込めていて、空気がひんやりしていました。
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途中で帰られる会員の林和子様と、スタッフ中村さんを見送り、高田高校集会所へ向かいました。
着いたら、毎朝恒例の朝カフェが賑やかに行われていて、もと喫茶店のマスターが全国から届く豆で入れて下さったコーヒーは、コーヒーの苦手な私をコーヒー党に変えてしまうくらい美味しかったです
色々大変なこともある中で、今この瞬間と繋がって、笑顔でおしゃべりとお茶っこを楽しまれているお姿に励まされました。
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仮設住宅内にお誘いに回り
10時からのヨーガに集まって下さった皆様が、今のご自分自身の心と体に寄り沿って、和やかにヨーガに取り組まれてるお姿は、ヨーガの原点を感じさせてくれました。
おかげで私は、初心に帰ってヨーガに取り組めました
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お昼は、陸前高田に初めて伺った時からご縁のある方のご主人が、震災後再開された中華料理屋さん『みつわ飯店』に行きました。野菜をふんだんに使った、体に優しい味でした。
その後、昨日はお休みで立ち寄れなかった陸前高田の拠点となって活動している「りくカフェ」に歩いて行きました。
坂本龍一さんを始め、有名人や企業、地元の有志の方々などたくさんの方々に支えられた木の香りがする温かい空間で、美味しいコーヒーやハーブティーを頂きました。
そしてなんと、７月が寺山さんのお誕生日とわかると、コーラスをなさっている三人のスタッフの方々が、アカペラで 
ハーピバースデイトゥーユー を美しいハーモニーで歌って下さいました！
ブラボー！大きな拍手が沸き起こりました。素晴らしいサプライズプレゼントを頂きました。
また来ることを約束して、高田高校へ、６時からの指圧の準備に向かいました。
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始まる前に、朝ヨーガにいらして下さった方が、「頑張るゾウ」と言う思いの込められた、かわいいフェルトで出来た象のストラップを届けて下さいました
有り難いです
その方は、手作りのキュウリのおつけものと、ご当地お菓子の蒸しパンも届けて下さいました。心がこもっていてとっても美味しかったです。
指圧にいらして下さった皆様は、体に対する意識が高く、ご自分なりに体を動かしたり、歩いたりなさっている効果が、体に触れていると直に感じられました。
小さな積み重ねが体を変えて行くことを、改めて身を持って教えて頂きました
指圧と、お茶っこの楽しい時間はあっという間に過ぎて、みつわさんに作って頂いた中華弁当を夕食に頂いて
深夜バスにて帰路に着きました
今回初参加の方から感想を頂きました。
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★ 震災後初めて被災地に訪れたのですが、厳しい現実に直面しながらも、笑顔で前向きに互いを思いやりながら日常を過ごしている被災地の方々の姿勢に深く感銘を受けました。ヨーガやお茶っこを通して、そうした方々の声を、報道ではなく自分自身で聴くことができて、本当に良かったです。
人のつながりと優しさと強さを感じたとても素敵な旅でした。行ってきて本当に良かったです！
最後に、次回は指圧を覚えて、私も被災地の方々にマッサージをしてあげたいなと思います。
（会員の吉岡美穂子様）
★ 一言でいえば、行って良かった！
先生方に支えられての事でしたが、陸前高田の皆様の笑顔、そして優しさを強く感じました。
（会員の林和子様）
★ あの時、大津波が来るとは思わず、辻に立っていたら、こっちへこいと誰かに押され、また、次の辻に来ると、こっちだ、と誰かに押され、また、次の辻、また、次の辻と、知らぬ間に高台に来ていた。気が付くと、家族全員が揃っていたのは、うちだけで、回りは子供がいない、父ちゃんがいない。自分だけ家族皆が生きていて、本当に申し訳ない。
お茶っこの時に、何気なくその話しを伺って、自分に何ができるだろう、とずっと考えていました。
私にできることは、いのちを大切にすること。
そして、陸前高田へ送り出してくれた家族と仲間に本当に感謝しています。ありがとうございました。
(スタッフ中村まゆみさん)
次回は、秋に行く予定です。陸前高田の皆様が楽しみに待っていて下さるのと同じくらい、私たちもまた皆様との再会と、新しい出会いを楽しみにしています
青木啓子
