10月28、29日に岩手県陸前高田市にアナスタヨーガを届けに行ってきました。
今回は、会員様4名とスタッフ4名の8名で、東北新幹線を使って二日間で行ってきました
東京駅から一関までが新幹線、
一関から気仙沼まで大船渡線電車、気仙沼から陸前高田まではBRTバスです。
バスを乗り間違えそうになった私達
「気をつけよう!」と気合いを入れた一枚です。
一日目は陸前高田第一中学校の仮設住宅集会所で14時からヨーガ、18時からマッサージをします。
偶然、お寺の行事と重なったそうですが、「早めに戻って来たよー!」と集まって下さいました。
とっても嬉しい一言です
ヨーガの時間に、会員様には「リクカフェ」に行っていただき、交流を深めていただきました
夜のマッサージにも、おなじみの方々が来てくださいました
ヨーガとマッサージをした方で、膝を痛めていた方が最後に「足が上に上げられるようになりました。」と見せてくださいました。
「すごい」と皆でその奇跡に拍手しました
夜は、お湯処「まつばら」で、ユッタリ広いお風呂に入って、10時に消灯。即、爆睡でした
29日朝
陸前高田高校仮設住宅へ出発。
途中でタクシーの運転手さんが、景観の良い見晴らし台に寄ってくれました。
そして、10時からヨーガ
この時間も、会員様が、「陸前高田の被災地を散策したい。」
と申し出て下さったので見ていただきました。
仮設で開いている直売所があり、
ひっつみ(汁物)を振舞っていただいたそうです
2時からのマッサージには、男性も来て下さいました。
終わった後の皆さんの表情
和やかです
今回、参加下さった会員様の感想をお聞きました
N様
震災から二年半、テレビなどの報道で分かっていたつもりでしたが、やはり自分の目で見たいと思って参加しました。
何もなくなった道路沿いに、かつてあったであろう家の後に、亡くなった方を思って置いてある石と供えられた花を見て、今も続いている、津波の爪跡を感じました。
あの時起こった事の大きさを感じ、
沢山の人に見に来てほしいと思いました
M様
三階建てのNTTの建物残骸の前に立ち、その高さをのみ込んだ波の高さを見て、テレビ画面で見るのとは違う自然界の脅威を改めて感じました
K様
かつての市街地に地元の方だけでなく、岩手大学や幾つかの大学が一緒になり、花で一杯のメモリアルパークを作っていました。その草花に心が少し癒されました
S様
先生方と陸前高田を訪れ
大震災から2年半が経った被災地を
初めて自分の目で見ました。
津波が襲った地域は更地となり
遠くに、海が見えました。
ヨーガやマッサージ。
被災された方々が参加され
笑顔で溢れていました。
お茶っこでは
当時のこと、現在の様子
お体のことなど沢山お話して
下さいました
厳しい現実の中、お互いが支え合い、
思いやりながら
日常を過ごされていて
人とのつながりや温かさ、優しさを
強く感じました。
「またヨーガが来るの楽しみよ~」
と仰っていた方の笑顔、
とっても素敵でした
参加できて本当に良かったです
ありがとうございます
皆さんが「他の人にも、是非見て欲しい」と同じ思いを話されました。
その場所に立って、見て、肌や匂いや五感の全てを使って感じた感覚は
悲しいだけではなく
自分がこの地球に
在ること
生かされている
謙虚な気持ち
言葉にすればそんな感覚を、私は訪れる度に覚えます。
仮設住宅生活、三回目の冬を迎えようとしています。
皆様がこの厳しい冬を、覚えたヨーガで少しでも元気に過ごして、来春伺った時にも笑顔でお会い出来ますようにと祈っています
肩回し、足首回し、大事ですよー!!(^O^)
寺山恵美子