もう一つのオリンピック、パラリンピックが開幕しました。
マラソン、競泳、柔道、ブラインドサッカー、テニス…と見どころいっぱいのパラリンピック。
何気なく開幕式を見ていて、ダンスを踊るこの美女は誰?と思いませんでしたか?
(Twitterより)
工業用ロボットと魅惑的なダンスを披露したエイミー・パーディーさん、
冬季パラリンピックアメリカ代表スノーボード銅メダリストです。
エイミーさんは、スノーボードが生きがいだった19歳の時に生存率2%の「細菌性髄膜炎」を患い、内臓と両足膝下切除の手術を行って両足義足となったそうです。
19歳の青春真っ只中の女性にとってどんな思いで手術に立ち向かったのだろうかと思うと言葉に詰まります。
九死に一生を得た7ヶ月後には、義足のスノーボーダーとして復活。
自分で義足のデザインを手掛け、その後ソチパラリンピックで銅メダルに輝きました。
その精神力に驚きます。
また、全米ダンスオーディションにもチャレンジ。
華麗なダンスステップを披露して観客を総立ちにしたそうです。
現在、プロスノーボーダー、ダンサーとして活躍する一方で、非営利団体Adaptive Action Sportsを立ち上げ、スキー、スノーボードをする身体の不自由な方へのサポートを続けています。
開幕式で魅せたダンスに秘められた彼女の限界の無いチャレンジは、きっと世界中の人々に愛と希望と勇気を与え続ける事でしょう。
彼女に心からの拍手を贈ります。
(web日経新聞より)
中村まゆみ