以前、アドヴァンストクラスの生徒さんから、
「30周年パーティーで行った太陽礼拝のパフォーマンスを是非もう一度見たいわ」とリクエストされたので、4日のアドヴァンストクラスで行いました。
メンバーも5名のうち2名変わり、練習もあまり時間をかけられなかったのですが、去年をおもいだしながらやらせていただきました。
太陽礼拝、スーリヤ・ナマスカーラは12ヶ月のインドのサイクルを体で表しています
まずターダアーサナからはいります。北インドの冬は寒いので1月、太陽の命日と言われています。 まっすぐ立って合掌します。
2月は涼気と言われ、インドで最も過ごしやすい時期です。のびのびと胸を開いて反ります。
3月、春で熱くなり大地も乾きます。 パーダハスタ、上体を倒します。
4月、日照りが続き、雨乞いの祈りをします。その時のいけにえとして牡牛をささげます。 片足を引いて反っているのはいけにえになった牡牛の形です
5月は夏、インドは酷暑です。 手足をついて腰を高く上げたダウンドックのポーズで、悪魔の遣いが死んだ肉を食べることを意味しています。
6月、ついに恵みの雨が降ります。 膝を曲げてついて顎、胸をつけるので体の8箇所が地につきます。 こうして大地の神に感謝します。
7月、雨季にはいります。 生命の象徴、蛇を表現します。 コブラ、ブジャンガアーサナで胸をしっかり反らせます。
8月、5月と同じダウウンドックのポーズですが今度は生の象徴です。犬は安産で沢山子犬を生むからです。
9月、再び牡牛の形ですが今度は田を耕しています。食糧を運んでくる神としての牡牛です。
10月、パーダハスタ、腰を上げて前屈して穀物の成長の秋です
11月、反ることで実りの秋を祝います。
12月も中旬を過ぎると太陽は活力を使い果たし、最初に戻って合掌して一年が終わります。
昨年、太陽礼拝を行った時は無我夢中でやりました。インドの一年を表現する余裕もありませんでした でも今回はインドの一年を感じながらできました。
一つずつのポーズの意味を認識してやると太陽への感謝がさらに感じられました。
皆さんも太陽礼拝の時、少し意識してみられてはいかがでしょうか
居場和美