先日、父の七回忌があり、
弟が古いアルバムと母が好きだった京観世をお土産にくれました。
ようやく落ち着いて、京観世を一口
「あぁ、そぅそぅ、この甘さ。」
お茶とお菓子を交互に頂きながら、
「アルバム!」
開いてみたら、父と母の若いこと、若いこと
二人の間にいる私は2歳くらい。
両親と長女の私、3人のアルバムでした。
見ていると、今二世帯住宅で同居している娘家族とダブります。
孫は男の子でもうじき1歳9ヶ月。
親にどれだけ愛情を注いでもらったのだろうか、と涙が出てきました
と、同時に
弟にやられた、とも思いました。
彼は私を泣かすのがうまいのです。
沢山の愛情を受けて、今の自分がいます。
そしてそれを受け継いで、続いている命を身近に感じて生活している幸せ。
何かの拍子に変わってしまう可能性もある中で、こうして過ごせる事に、心から感謝します。
そして、この平和な争いのない世界が、どうぞこれからも続きますようにと祈ります
寺山恵美子