鹿児島旅行

6月初め、梅雨入り間もない鹿児島を旅行しました。

現地で姉夫婦と合流し、
指宿~南九州~鹿児島市内、と
夫婦2組での賑やかな旅となりました。

初日は指宿(いぶすき)へ。
温泉が有名な観光地で、名物の”砂むし温泉”を体験。
砂の重みをずっしりと感じながら15分、
体のスミズミまで温かくなり、

大地との一体感はとても心地よかったです。

2日めは、南九州市知覧(ちらん)へ。
見ごとな庭園を持つ武家屋敷一帯は、
落ち着いた雰囲気の情緒あふれる街並みで、
薩摩の小京都と呼ばれています。
知覧茶も有名ですね。
そして知覧は、
昭和20年本土最南端の陸軍特攻基地となり
20歳前後の若者たちが出撃した地でもあります。
知覧に「知覧特攻平和会館」があるのを
ご存じですか?
その会館には、第二次世界大戦末期の沖縄戦で、
敵艦に体当たりした特攻隊員の遺影や遺品など
膨大な資料が展示されています。

             

まだ10代のあどけない眼差しの若者の写真や
母に当てた遺書などを見て、
改めて戦争のむなしさ、
今現在の平和の有り難さを痛感しました。

”失っていい命なんて一つもない”
戦中、戦後を描く
朝ドラ「あんぱん」の中のせりふですが、
とても胸にしみる言葉です。
今も世界のどこかで戦争が起こっています。
祈ることしかできませんが、
地球の平和を心から願います。

会館を後にし、薩摩半島最南端にある長崎鼻を観光、
雨上がりの竜宮神社、灯台を巡りました。 

 

 

最終日は、
大名庭園・世界文化遺産である
島津家別邸の「仙厳園」を見学。
東京ドームと同じ広さを持ち、
大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にもなりましたね。
庭から見える”桜島”は、
雲がかかっていましたが圧巻でした!

               



九州新幹線を利用し実家のある福岡へ向かい、
両親のお墓参りをして、旅は無事終了です。

往路、鹿児島空港に到着時、上空から”桜島”を眺望、
復路、福岡から羽田に向かう飛行機からは
夕日に輝く”富士山”を望むことができました。

  


オレンジ色に染まる富士山はとても神秘的で、
旅の最後を飾る素敵な思い出になりました。


森 淳子

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