一足早いクリスマス

先日姉に誘われ『キーウ・クラシック・バレエ』の

「くるみ割り人形」を鑑賞してきました。

 

ご存知の通り「くるみ割り人形」はクリスマスイブの夜から

クリスマスの朝までの夢の中のお話です🎄

 

大きなクリスマスツリーの飾られた舞台、

チャイコフスキーの心踊る音楽、

色とりどりの衣装、

そして何より演者の方々の研ぎ澄まされた肉体、

技術、情熱が感じられる踊りが一体となって

本当に私も夢の中にいるような時間を過ごしてきました😌💗

 

最後のカーテンコールでは拍手が鳴り止まず

何度も幕があがり最後に主役の2人が

日の丸と青と黄色のウクライナ国旗を肩にかけて登場しました。

公演中は微塵も感じさせない純粋に素晴らしいバレエでしたが

「キーウ」は侵攻を受け戦争状態にあるウクライナの首都なのだ

ということを改めて思い出しました。

 

帰宅後余韻に浸りながらプログラムを読んだところ

ダンサーのプロフィールに全員がウクライナ各地のバレエ団で

活躍していたけれど侵攻によりヨーロッパなど国外に逃れ

避難生活を送りながら祖国を想いウクライナの伝統ある芸術、

バレエを続けていることを知りました。

 

昨晩の公演の主役は日本人の女性でしたが留学後

ウクライナのドネツク国立アカデミックオペラバレエ劇場、

キーウ市立アカデミーオペラバレエ青少年劇場に所属し

世界各地で活躍していたが

現在は日本政府の要請に従い日本に避難中

と書かれていました。

 

ウクライナへの侵攻後2年以上が経ちその間にも世界、

日本の各地で紛争や災害が起こり記憶、

関心が少しずつ薄れていくのを否めませんでした。

 

このバレエの公演を通してまた戦争の悲惨さ、

平和の尊さについて考えることが出来たことは、

祖国を想いバレエという伝統芸術を伝え続けている演者、

関係者の方々の強い意志、

行動があったからこそだと思います✨

 

この機会を一足早いクリスマスのプレゼントとして受け取り、

平和な日常生活をおくれることに感謝すると共に、

世界各地、日本各地で苦しみ、

悲しみにあわれている方々へ想いを寄せ、

祈り、微力でも自分のできることをしていきたいと思います🍀

 

スタッフ須佐

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